2018年8月に富士フイルムのコンパクトデジタルカメラX100Fを購入し、X100Fを売らずに2020年の3月にX100Vを購入しました。
この2機種で富士フイルムに完全に魅了され、いまは富士フイルムのX-Pro2をメインのカメラとして使っています。
X100FとX100Vはどちらも魅力的な機種ですが、どちらを購入しようか迷っている方もいるかもしれません。
そんな方に向けて、X100FとX100Vがどんな方に向いているのか、購入するならどちらがおすすめかをお伝えします。
X100FとX100Vのスペック比較
ここでは、わたしが個人的に気になったスペックをピックアップして比較しています。
より詳しいスペックは公式サイトでチェックしてもらえれば嬉しいです。
ブランド | 富士フイルム | 富士フイルム |
商品名 | X100F | X100V |
有効画素数 | 2,430万画素 | 2,610万画素 |
撮像素子 | APS-C | APS-C |
画質モード | RAW/JPEG/RAW+JPEG | RAW/JPEG/RAW+JPEG |
フィルムシミュレーションモード | PROVIA、Velvia、ASTIA、クラシッククローム、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア、ACROSACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター | PROVIA、Velvia、 ASTIA、 クラシッククローム、 PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、 モノクロ、 モノクロ+Yeフィルター、 モノクロ+Rフィルター、 モノクロ+Gフィルター、 セピア、ACROS、 ACROS+Yeフィルター、 ACROS+Rフィルター、 ACROS+Gフィルター、ETERNA、クラシックネガ |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | 1/4000~15分 |
連続撮影速度 | 最高 約8コマ/秒 | 最高 約11コマ/秒 |
ISO感度 | ISO 200~12800 | ISO 160~12800 |
USB | Micro USB | USB Type-C |
バッテリー性能 | 約390枚(光学ファインダー使用時) | 約420枚(光学ファインダー使用時) |
寸法(幅×高さ×奥行き) | 約126.5mm×74.8mm×52.4mm | 約128.0mm×74.8mm×53.3mm |
質量 | 約469g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)、約419g(本体のみ) | 約478g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)、約428g(本体のみ) |
X100FとX100Vの作例比較
次に、X100FとX100Vの作例の比較です。
X100FとX100Vともに搭載されているのは、23mmのフジノン単焦点レンズ。35mm換算で、約35mm相当です。絞りはどちらもF2〜F16。
レンズの焦点距離などは同じですが、X100Vはレンズが大幅にリニューアルされているので、写りがかなり違います。
どちらの写りの方が自分の好みに合っているか、比較しながら見てもらえると嬉しいです。
X100Fの作例
X100Vの作例
X100FとX100Vの価格比較
X100Fの発売日は2017年1月、X100Vの発売日は2020年2月なので、約3年間の違いがありますが、価格差がどれくらいあるか比較します。
X100Fの価格
X100Fは、2018年8月に新品で購入した価格が税込10.4万円でした。
現在は、新品が約10万円前後、中古は約8万円前後が相場のようです。
5年前の機種ですが、発売から大きくは値下がりしていないので、いまも人気があるということでしょうか。
X100Vの価格
X100Vは、2020年3月に新品で購入した価格が税込16.2万円でした。X100Fに比べると新品の価格が大きく値上がりしました。
現在は、新品が約16万円前後、中古だと約13万円前後が相場のようです。
X100Fよりも元の価格が高いので、中古でも10万円を超えてきます。
X100FとX100Vはどっちを買うべき?
どちらの機種もメインカメラとして合わせて計3年半愛用したので、スペックだけでなく使い心地など含め、それぞれどんな方におすすめかまとめてみました。
X100Fがおすすめ : クセのあるオールドレンズライクな写りを楽しみたい方
X100Fの特徴に、F2.0で開放して撮影したときの描写の甘さがあります。
うまく撮ればオールドレンズのような味のある写りになりますが、うっかりするとピントが合っていない微妙な写真になることも。
このオールドレンズライクな写りが楽しめる方には、X100Fを全力でおすすめします!フィルムカメラのような写真がお好きな方にもいいかもしれません。
逆に、シャープな写りを追い求める方には向かない機種だと思います。
また、中古価格が約10万円を切っているので、10万円以内で写真を楽しめるデジタルカメラをお探しの方にもおすすめです。
X100Vがおすすめ : シャープでキレのある描写を楽しみたい方
細かな違いはいくつかありますが、X100FとX100Vの大きな違いは、搭載されているレンズが大幅にリニューアルされたこと。
新設計の23mmレンズは、これまでのレンズに比べてシャープで解像度の高い写真が撮れるようになりました。
さらに、フィルムシミュレーションに映画撮影用フィルムを再現した「ETERNA(エテルナ)」と、低彩度でハイコントラストな趣のある表現ができる「クラシックネガ」が追加されたことも魅力のひとつ。この素敵なフィルムシミュレーションは、X100Fには搭載されていません。
・ETERNA(エテルナ)
・クラシックネガ
解像度も含めて、レンズ交換式カメラに勝るとも劣らない(個人的感想)高いレベルのコンデジを求めるなら、少し価格は上がりますがX100Vがおすすめです。
細かい点ですが、端子がUSB Type-Cなので、持ち物をミニマルにしたい方にも。
X100FもX100Vも最高なので自分の好きな雰囲気で選ぼう
結論からいうと、どちらもそれぞれの魅力がある素晴らしいカメラです!
ただ、撮れる写真は大きく違うので、価格なども考慮しながら好みや撮りたい写真に合った機種を選ぶのがいいと思います。
X100FとX100Vの魅力を語ったレビューもしていますので、詳細が気になった方はぜひ、こちらも参考にしてもらえると嬉しいです。